修善寺J2エリートレース(10/25開催)で、
NINERカーボンフォークとNoTube RAVEN29x2.2タイヤを使用され、
見事エリートクラスで4位に入賞されたOdajimaさまから
レースレポートが届きましたので転載いたします。
〔レースリポート〕

エリートのスタートは少し遅れて13:15、1周減って5周回。コース内でアップしそのままコールを待つ。雨は相変わらず降ったり止んだり、そして基本向かい風。
並んだエリートは22人、ゼッケン7を頂戴しありがたく一列目左に陣取る。右はkuz兄、左は学生のヨシノリ。右端にはコーヘー。
号砲でセージが案の定飛び出し彼が先頭で一列、

3番手につけ強烈な向かい風の中舗装を直進。上りの手前で複数の選手が飛び出してきた。ミドルのままで入ったが傾斜に合わず押しで入るがまだ5,6番手。前でセージが伸び悩んでいるので前へ。コーヘーは後ろか。
細いフラットシングルを抜けヘアピンで上り返し、コーヘーが出た、続いて飛び出す104さんについて1人かわす。キター!調子悪いとか言ってたのにやっぱり見せ場は死守してきた。
サイテルの手前の上りの粘土質もも一人乗ってクリア、走りが軽い。続けて赤い上り、ここもサドルをお尻に突き刺し上体を起こして滑らかに回してクリア。
後ろの気配はないので離れたか?104さん伸びがない、この人に下りで前に出られると手に負えないので絶対先行する。セージがやっと上がってきて前に出た。行けーと声をかけ、彼に付いて3番手で下りに入る。いきなり二つ目のコーナーでセージ転倒、前に出る。あら〜2番手だよ、といってもまだ1周目。
ヌタヌタの下りでツルツルタイヤフルリジットも意外といける。いや、Frのグリップに頼らないので返って丁寧で滑らかかも。といっても基本前後ドリフト状態。重心位置だけを大切にしてバイクを信じる、そのうちグリップは戻ってくる。崩れた左コーナーも根っこの前半も滑らかなペダリングで全部乗れる。
イケルジャン!いままではサスペンションとタイヤのブロックに頼りすぎてハンドリングが雑になってたんだと痛感。
BMXに出た。まだ前にコーヘーが見える、明らかに彼のスピードじゃない、でも関係ないアレを追うのみ。
こぶのいくつかがとても危険ですっ飛ばないよう注意。後ろは104さん、セージ、おじさんのヨシノリの順か。
うっちーからボトルとジェルを受け取りニュートラルで水をかぶり2周目。確かしばらくそのままのオーダー、3周目までのあいだでシマノドリンキングが上りで出てきた。下りもそこそこスピードがあり、距離を何とか保って走る。
どんどん路面は乾いてくると同時に粘度が高くなる。タイヤにまったく影響ないがフロントをインナーに入れるとチェーンが巻き込むようになってくる、すぐに半回転戻せば復帰するが頻度が増してきた。
4周目で何周目かわからなくなりスタッフに確認。前は徐々に近づき、後ろはまだ離れている、いけるかもしれない。
5周目、ジャンが鳴り強烈な向かい風の中シマノドリンキングにとうとう追いついて前に出た。「フルリジットですかすごいですね〜」「後ろ来てますよ、二人で逃げましょう!」セージとkuz兄が迫ってきている、折り返しでロックオンされた、でも絶対逃げ切ってやる。
最初の上りでいきなり巻き込んだ、シマノが先行するが2人で押し。アウターに入れようとしたところで完全に咬み込みクランクがまったく回らない…数十秒格闘しただろうか、セージがきた。「落ち着いていきましょう!」そうだ、落ち着いて、あ、FDをインナーにすれば隙間できるかも…
戻った、助かった!
慌てて乗るがアウターギアのうえでチェーンが空回り、一旦加速してからようやく嵌った。
遅れた、セージ、シマノはもう見えない。サイテル手前も全て押し、赤い上りも全て押し、ピークへの上りも押し…
とうとう荒い息遣いと共に104さん登場、「どうしたの?」「インナー使えなくて」アウターに入れようと必死で手でクランクを回しながら走りながら答える。ここまで104さんとここで絡むとは因縁だな、去年はここで抜かれ、下りで離されポディウムを奪われている。
足がパンパン、攣る寸前。でもここさえ過ぎれば下り基調、何とか押し切り先行下りに入った。
後ろから104さんの激しいプッシュ、隙あればさされる、構わず自分のスピード、そうすれば抜きどころは無いはず。
崩れた左コーナー、バイクが真横を向くが絶対こけない。そして上り返し、ここはインナーを使うところなので申しわけないが押しに切り替えると後ろから悲痛の声、狙ってたな104さん。でもココで譲るわけにはいかない。
あとはインナーは要らない、上り返しで加速し引き離す。BMXでシマノを確認、しかし既に追いつける距離ではない。

フィード後の舗装上りで出し切る。もう後ろは見えない、一旦下って上り返してゴール。
4位、想定外の好成績。一桁入ればオッケーくらいに思っていたのにがっくり肩を落としてゴールのフラッグを受けた。
photo by うっちー
J2 XCO XCエリートクラス
4th /20 DNS 1 DNF 1
TIME 2:01:33.53
GAP 15:05
Av ----km/h
静岡県伊豆市CSC
-kmx5周 -km
天候: 曇り
気温:約15度
〔Bike Spec〕
Superfly
Fork NINER CARBON
Fr Bontrager 29er race X lite, STANZ RAVEN 2.2 1.4bar
Rr Bontrager 29er race X lite, STANZ RAVEN 2.2 1.4bar
CCD×2, power jel×1, うっちーにもらったジェル×3
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PAZから
ポディウムを逃したものの4位は素晴らしいですね。おめでとうございます。
私も今シーズンXCレースで、
クロモリリジットフォークとRAVENタイヤを試して、充分通用することを体感していました。
なによりも小田島様のJエリートでの入賞で、その性能を証明してくれたこととうれしく思います。
FDとチェーンリングが泥詰まりをするくらいのマッドなコースでの走破性。
RAVENは他のライダーがびっくりするようなセミスリックタイヤですが、
低圧で使用出来、タイヤが薄いぶん同じサイズのタイヤと比べても内部のエアボリュームが大きいことがトラクションを生んでいるんだと思います。
なによりもブロックが無いぶん下手なブロックタイヤよりも泥詰まりしない。
マッド路面でドリフトするのも気持ちよい感覚ですね。
リジットフォークとNoTubeタイヤ、
カーボンフォークでサスフォークの半額、クロモリなら1/4の値段、
しかもサス調整なのどのメンテナンス不要です。
まさに、安い、走る、軽い、メンテナンスフリーの4拍子ですね!