講習内容のほとんどは、
今年発売になったシマノDynaSys(MTB10スピード)コンポーネントの解説。
単に10段化になっただけではないDynaSysの理論はシマノの製品紹介でも載っていますが、
・リア36Tにしたのはより軽いギアであれば激坂も登れるようにしたわけではない。
実際、これまでのフロント22xリア34Tでギアレシオ0.65、
DynaSysのフロント24xリア36Tでギアレシオ0.66とほとんど同じです。
・フロントトリプル(42x32x24T)のフロントクロスレシオと組み合わせることで、
これまでの44x32x22Tでフロントチェンジしたとき足が空回りしてトラクション抜け
することを防いだ。
・トラクション抜けを防ぐために今まではリア2〜3段チェンジしていたところを
1段チェンジで済む。
・MTBクロスカントリーライドで一番多用するフロントミドル(32T)で後を36Tとワイドに
することで、ほとんどのコースはフロントミドルでカバーできる。
・22x34Tから24x36Tとローギアがそれぞれ大きくなっことで、
チェーンテンションが下がり伝達効率も良くなる。ギア、チェーンの摩耗も少なくなる。
なるほどです!久々にシマノ開発陣の凄さを感じれましたね!